“膠着”変わらずも、“底堅さ”が上回りつつある…!? - ドル円
◆“方向感定まらず”は続く…
※ご注意:予想期間は11月26日と表示されていますが、本日(11月25日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
『中国との合意は近い(トランプ米大統領)』を背景に、先週末は幾分“リスク選好姿勢”に傾斜する場面も見られました。
しかしながら署名待ちとなっている「香港人権法案」が重石となり、“リスク回避姿勢”が払拭されることはありませんでした。
こうして“交錯”は続き、“揺れ動き(膠着)”も変わることはありませんでした。
◆その間に“ファンダメンタルズ”はジリジリと改善中…!?
しかし先週末発表された米製造業/サービス業PMIが“好内容(共に4月来水準へ回復:52.2/51.6)”したのに対して、欧・英製造業/サービス業PMIは“大きく悪化(9月に記録した2013年6月来水準に近づく50.3/2016年7月以来の48.5)”しています。
「米経済の好調さ(持ち直し)」が消去法的に意識されやすく、その分だけ“ドルの底堅さ”も意識されやすいと考えられるところです。
引き続き「米中通商協議」に振り回される展開が想定されますので、本日も“揺れ動き(膠着)”から抜け出すのは難しいかもしれません。
それでも“下値の堅さ”が勝りつつある以上、“大きくは崩れない”がより鮮明になる可能性は高いといえます。
“積極的なドル買い”は手控えられるかもしれませんが、引き続き“押し目買いチャンス”との見方を続けたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.070(11/18高値、+1σ)
上値4:109.000(大台、50週移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:108.946(200日移動平均線、大台)
上値2:108.835(11/19高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:108.737(11/20高値、11/22高値、日足・一目均衡表基準線/転換線、20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:108.617
下値1:108.476(11/22安値、月足・一目均衡表転換線、-1σ、ピボット1stサポート)
下値2:108.354(ピボット2ndサポート)
下値3:108.277(11/21安値、50日移動平均線)
下値4:108.179(11/4安値、11/14安値、ピボットローブレイクアウト)
下値5:108.114(-2σ)
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