ドル/円、香港情勢巡り下値リスク
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%未満の小幅高。ただ、今朝方には米上院が前日に可決した香港人権法案を下院が可決し、トランプ大統領に送付したと伝わり再び108円台前半に押し戻されている。これまでの経緯から、上院可決は想定内とも言えるが、米政府関係者は大統領が同法案に署名するとの見通しを示しており、法案成立の可能性が一段と高まっている。中国が強く反発する香港人権法案が成立すれば、米中通商協議の合意が困難になると見られるだけに、市場としては警戒せざるを得ないところだろう。
ドル/円は日本時間7時30分過ぎに108.30円台まで下落した後はひとまず下げ渋っているが、米中の対立深刻化への懸念でグローバルに株価が値を崩す恐れもある事から下値リスクが残りそうだ。108.20-30円前後や108.00円前後にはストップロスの売りオーダーが置かれている可能性があり、これらを巻き込めば下げ足が速まる事も考えられるため警戒が必要だろう。
ドル/円は日本時間7時30分過ぎに108.30円台まで下落した後はひとまず下げ渋っているが、米中の対立深刻化への懸念でグローバルに株価が値を崩す恐れもある事から下値リスクが残りそうだ。108.20-30円前後や108.00円前後にはストップロスの売りオーダーが置かれている可能性があり、これらを巻き込めば下げ足が速まる事も考えられるため警戒が必要だろう。