今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/11/15 15:26

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、米中通商協議を巡る懸念が後退する中、108.63円前後まで上昇。前日のNY市場終盤の下げを概ね埋める形で反発しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

11/15(金)
17:00 メルシュECB専務理事講演
18:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
19:00 ユーロ圏9月貿易収支
19:00 ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)・改定値
22:30 カナダ9月証券投資
22:30 米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:30 米10月輸入物価指数
22:30☆米10月小売売上高
23:15☆米10月鉱工業生産指数
23:15 米10月設備稼働率
24:00 米9月企業在庫
26:00 バイトマン独連銀総裁講演
----- 米議会でトランプ大統領弾劾調査の公聴会
※☆は特に注目の材料

今夜は米10月小売売上高に注目です。前回(9月)が前月比-0.3%とまさかのマイナスを記録した事もあって今回の結果には特に注目が集まっています。なお、市場予想は前月比+0.2%となっており、変動の大きい自動車を除いた小売売上高の予想は前月比+0.4%となっています。米経済の7割を占める個人消費の動向に絡む重要な指標だけに、ドル相場への影響も小さくないと見られます。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想