ドル/円、サポート下抜けで上値重い
昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%下落。NY市場では米中通商協議が「第一段階」の合意取りまとめで難航しているとの英紙報道を受けて108.24円前後まで下値を拡げる場面もあった。英紙によると、協議進展の遅れは中国が原因で、数日中に合意が成立する可能性は低下したとの事。なお、中国はこれより前に「既存の関税を撤廃する事がいかなる合意にとっても重要な条件だ」と表明していた。
ドル/円は昨日の下落で108.60円台の短期サポートを下方ブレイクしており、下値余地は心理的節目の108.00円や月初来安値の107.89円前後まで拡大したと考えられる。本日も、米中通商協議や香港情勢の不透明感がくすぶる中、週末を控えて上値の重い展開となりそうだ。もっとも、米中通商協議の進展が伝われば急反発するリスクがあるだけに、108円割れを試す機運が一気に高まる事も考えにくいだろう。
ドル/円は昨日の下落で108.60円台の短期サポートを下方ブレイクしており、下値余地は心理的節目の108.00円や月初来安値の107.89円前後まで拡大したと考えられる。本日も、米中通商協議や香港情勢の不透明感がくすぶる中、週末を控えて上値の重い展開となりそうだ。もっとも、米中通商協議の進展が伝われば急反発するリスクがあるだけに、108円割れを試す機運が一気に高まる事も考えにくいだろう。