ポンドドルは買い戻し優勢 1.29ドルを回復できれば1.30ドルに向かって弾みも=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/15 03:43
 NY時間の中盤に入って為替市場はドル売りの動きが強まる中、ポンドドルは買い戻しが優勢となっている。1.28ドル台後半まで上昇しており、再び21日線を試す動きも見られている。ポンドは下押しする動きが出ていたものの、しっかりと下値がサポートされている印象。

 総選挙の結果待ちの雰囲気が強い中、世論調査では与党・保守党のリードが続いており、最大野党の労働党に10ポイント程度の差をつけている。保守党が勝利すれば、ジョンソン首相の離脱合意案が選挙によって有権者に承認されたとも言え、EUと結んだ協定に従ってスムーズな離脱が実現される可能性が高まる。

 しかし、保守党が勝利しても過半数を獲得できず少数与党になった場合は、合意なき離脱が再浮上するリスクもあり、その意味では獲得議席数が注目される。

 ポンドドルは1.29ドル台をうかがう展開を見せているが、1.29ドルより上にはストップも観測されており、1.30ドルに向かって弾みが出る可能性も指摘されている。

GBP/USD 1.2881 GBP/JPY 139.54 EUR/GBP 0.8557

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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