今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/11/13 15:39

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、仲値公示前に108.87円前後まで下落。ただ、日本株や香港株が下落した割には押し目買い意欲が強く、下げ一巡後は109.10円前後まで持ち直す底堅い展開となりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

11/13(水)
16:00 独10月消費者物価指数・改定値
17:30 スウェーデン10月消費者物価指数
18:30☆英10月消費者物価指数
18:30 英10月小売物価指数
18:30 英10月生産者物価指数
19:00 ユーロ圏9月鉱工業生産
20:00 南ア9月小売売上高
22:00 ロシア7-9月期GDP・速報値
22:30☆米10月消費者物価指数
25:00☆パウエルFRB議長議会証言
27:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
28:00 米10月財政収支
----- 米議会でトランプ大統領弾劾調査の公聴会
-----☆米・トルコ首脳会談(ワシントン)
----- BRICS首脳会議(ブラジリア、14日まで)

11/14(木)
08:50 日本対外対内証券投資
08:50☆日本7-9月期GDP・一次速報
09:30☆豪10月雇用統計
11:00☆中国10月鉱工業生産
11:00☆中国10月小売売上高

※☆は特に注目の材料

今夜は米10月消費者物価指数とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言に注目です。昨夜のトランプ米大統領の演説が不発気味だっただけに、今夜の両イベントでドル/円の方向感が明確化するか注目しましょう。いずれも米長期金利への影響が大きいイベントであり、米債市場の反応も気になります。その他、明朝は☆マークのイベントが並んでおり、豪ドル相場を中心に活気づく事になりそうです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想