●ドル円はまたもや200日移動平均線近辺へ
トランプ大統領のエコノミック・クラブでのスピーチに市場は期待をしたようですが、米中貿易協議に関する新しいヒントに関する発言はなく、失望。相変わらずFRBの対応について不満をぶちまけていましたが、債券市場がやや反応したのみ、為替市場に与える影響は限定的なものにとどまりました。一時上抜けしていた200日移動平均線近辺にドル円は逆戻り、また振り出しに戻った印象です。本日、パウエル議長による講演も予定されていますが、直近のFOМCから日が経っていないこともあり、大きな変化は期待できそうにありません。テクニカル的には21日移動平均線が108.72円、一目の転換線も同じような水準に位置していることから、上値も重いが、下値もしっかり、狭いレンジでの値動きが続きそうです。ボラティリティが低下している現状、もう少し動いてほしいと思っているのは、私だけではないはず…。