<動意株・31日>(大引け)=アイシン、住友電設、ティーガイアなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/31 15:06
<動意株・31日>(大引け)=アイシン、住友電設、ティーガイアなど  アイシン精機<7259.T>=一時ストップ高。同社はきょう午後1時頃に、グループのアイシン・エィ・ダブリュ(愛知県安城市)と経営統合することで合意したと発表。これにより、CASE(ネットワークにつながるクルマ、自動運転、シェアリング、電動化の総称)領域での競争力強化を目指すとしており、シナジーなどが期待されているようだ。合併期日は21年4月1日を予定。アイシンAWがトヨタ自動車<7203.T>が保有するアイシンAW株式全株を取得したあと、アイシン精機とアイシンAWが合併(存続会社はアイシン精機)するスキームを計画している。また、アイシン精機はあわせて20年3月期通期の連結業績予想も発表している。売上収益見通しは従来の3兆9700億円から3兆8400億円(前期比5.0%減)、営業利益見通しは1600億円から750億円(同63.5%減)に下方修正。中国市場を中心にオートマチックトランスミッションの販売台数が計画を下回る見通しであるほか、一過性の事業処理費用を計上する見込みであることが影響する。

 住友電設<1949.T>=一段高で年初来高値更新。同社はきょう午後1時頃に、20年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の111億円から119億円(前期比8.6%増)に引き上げた。売上高予想も1600億円から1650億円(同5.1%増)に上方修正。期初予想に対して工事が進捗していることや、工事の採算改善などが寄与するとしている。

 ティーガイア<3738.T>=大幅高で年初来高値を更新。同社は30日取引終了後に、20年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結営業利益が69億6500万円(前年同期比1.3%増)になったと発表。7~9月に限れば40億7900万円で、直前四半期(4~6月)と比べると41.3%増となったことが好感されているようだ。第2四半期累計の売上高は2445億4900万円(同2.0%増)で着地。モバイル事業における1台あたりの収益が堅調だったほか、大手販路と新たにギフトカード商材の取引を開始したことに伴い決済サービス事業の取扱高が増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は売上高4320億円(前期比18.0%減)、営業利益131億円(同14.8%減)とする従来計画を据え置いている。

 ぐるなび<2440.T>=ストップ高。株価は前日こそ上昇一服となったものの、それまで6連騰と戻り足を強めていた。きょうはマドを開けて一気に上放れる格好となっている。20年3月期の営業利益予想を従来予想の35億円の赤字から20億円の赤字予想に損失幅が縮小する見通しを発表。これを手掛かり材料に短期値幅取りを狙った資金が集中する格好となった。

 ASIAN STAR<8946.T>=ストップ高。30日の取引終了後、中国で60施設を超える病院を運営する遠東宏信医院集団及び日本や中国で経営コンサルタントを行う上海邁伊茲咨詢(上海マイツ)と戦略的提携枠組み協定を締結したと発表した。遠東宏信医院集団は現在、上海に拠点病院を建設中で、今後高い医療水準を持つ日本の医療機関との連携を実現するため、日本における医療機関への投資機会を探求しているという。これに対して、エイシアンS及び上海マイツがコンサルティングサービスを提供するほか、遠東宏信医院集団との共同投資を検討するとしている。

 飛島建設<1805.T>=急伸。同社は30日取引終了後、19年4~9月期業績の修正を発表、営業利益を従来予想の21億円から31億円(前年同期比46%増)に大幅増額、これを好感する形で投資資金が流入している。土木工事の採算性向上に伴う、完成工事総利益の増加が反映された。株価は5月7日以来となる1400円台に乗せた。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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