日金属、非開示だった今期経常は65%減益、未定だった配当は30円実施

配信元:株探
投稿:2019/10/31 11:00
 日本金属 <5491> が10月31日午前(11:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比64.5%減の5.6億円に大きく落ち込んだ。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比64.6%減の9.5億円に落ち込む見通しを示した。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比64.9%減の3.8億円に大きく落ち込む計算になる。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当は30円(前期は30円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比70.7%減の2.2億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.8%→2.3%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  令和元年5月10日の決算発表時点では、当期の業績予想を合理的に算定することが困難であったことから未定としておりましたが、当第2四半期連結累計期間の業績及び最近の市況動向等を踏まえ、業績予想及び配当予想を公表いたします。 中国経済の不振や対米貿易摩擦等による国際的な経済環境の不透明感から、実需の減少傾向は続くと予想されますが、当第2四半期連結累計期間で発生した設備トラブルの解消や、当期の初めから改造工事をしておりましたステンレス圧延設備の完成等により生産体制が改善され、第3四半期連結累計期間以降の売上高は増加する見込です。ただし、設備トラブルによる生産減・コスト高の影響が残るなど、利益面での回復は遅れると予想しております。  なお、個別の業績予想につきましても、上記と同様の理由により修正するものです。

  当期の期末配当金は、株主の皆様への安定的かつ継続的な配当を念頭に、前期と同じ1株当たり30円とする予定であります。(注)上記の予想数値につきましては、本資料作成日現在で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績   は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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