【買い】金ブル<2036>岡安商事㈱玉川博一

著者:玉川博一
投稿:2019/10/26 01:39

三角持ち合い上抜け、走り出しそう。

東京金先限日足チャート、三角持ち合い上放れ
◇テクニカル
東京金は10月初めにかけて調整したあと、持ち合いが数週間続いていたが、昨日から上放れ、下降トレンドラインも上に抜けてきそうな勢いだ。直近高値は9/5の5304円だが、ここを買い切ると踏み(損切りの買い戻し)が入って爆上げしそうな予感。MACDもGCサイン。
金関連投資信託、ETFなどは買い方針で。

ロシア、トルコ、中国など中銀の爆買い、ETFへの資金流入が好調

世界金ETF残高推移9月末2807.77トン
◇ファンダメンタル
中央銀行の買いが下支えとなっている。今年に入ってロシアが+117.4トン、中国が+89.9トン、トルコが+109.1トン、ポーランドが+99.5トン外貨準備の金の保有高を増やし、新興国の爆買い傾向が顕著だ。
今週もトルコ、ロシアなど新興国の金利引き下げがあったが、世界的な金融緩和政策や政策金利引き下げ傾向で、通貨から実物資産の金へのシフトが活発化、また中東の緊迫化で安全思考の投機資金も金に流入してきいる。ETFの中では主にSPDRゴールドシェアーズやiSharesGoldTrstETFなどが受け皿となっている。世界全体の金ETF残高は昨年末の2440.3トンから、9月末時点は2807.77トンまで増加、大きな買い支えとなり、金相場の大崩れはない。
玉川博一
岡安商事 (株)商品アナリスト
配信元: 達人の予想

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