「ドラギ・マジック」は不発!?
12日のECB理事会で決定された追加緩和は、市場の期待通リ、あるいはそれを上回る思い切った内容でした。発表直後にユーロは大きく下落したものの、すぐに反転して発表前の水準を上回りました。
いったん材料出尽くしとなったことに加えて、25人のメンバーのうち5人が債券を購入する量的緩和に反対したことが明らかになったからです。また、量的緩和は無期限とされましたが、従来のルールに従う限り、1年程度で限界がやってくることも材料視されたのかもしれません。
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ユーロが反発し、ユーロ圏主要国の国債利回りが上昇するなど、(一時的にせよ)市場の反応はECBが期待したであろうものと逆でした。その意味で、いわゆる「ドラギ・マジック」は今回不発に終わったのかもしれません。ドラギ総裁は10月31日(現時点のブレグジット期日!)に退任し、11月1日からラガルド前IMF専務理事が新しい総裁に就任します。
ラガルド氏はこれまでの発言から比較的ハト派とみられています。ECB内部をまとめてドラギ総裁が主導してきた金融緩和路線を継承していくのか、さらには「ラガルド・マジック」はあるのか。ラガルド新総裁の手腕が大いに注目されるところです。
いったん材料出尽くしとなったことに加えて、25人のメンバーのうち5人が債券を購入する量的緩和に反対したことが明らかになったからです。また、量的緩和は無期限とされましたが、従来のルールに従う限り、1年程度で限界がやってくることも材料視されたのかもしれません。
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ユーロが反発し、ユーロ圏主要国の国債利回りが上昇するなど、(一時的にせよ)市場の反応はECBが期待したであろうものと逆でした。その意味で、いわゆる「ドラギ・マジック」は今回不発に終わったのかもしれません。ドラギ総裁は10月31日(現時点のブレグジット期日!)に退任し、11月1日からラガルド前IMF専務理事が新しい総裁に就任します。
ラガルド氏はこれまでの発言から比較的ハト派とみられています。ECB内部をまとめてドラギ総裁が主導してきた金融緩和路線を継承していくのか、さらには「ラガルド・マジック」はあるのか。ラガルド新総裁の手腕が大いに注目されるところです。