島根銀行が大幅続伸、ＳＢＩとの資本業務提携を正式発表

　島根銀行<7150.T>が大幅続伸。一時前営業日比２０％高の８４２円まで上昇し年初来高値を更新した。その後は上げ幅を縮小している。６日、引け前に日本経済新聞電子版が「ＳＢＩホールディングス（ＨＤ）は島根銀行と資本・業務提携する方針を固めた」と報じたことを受けて、株価はこの日一時ストップ高水準に買われた。同日取引終了後には同社がＳＢＩホールディングス<8473.T>と資本業務提携すると正式に発表しており、これを好感する買いが入っている。

　島根銀行はＳＢＩグループに対して普通株・優先株を割り当て、２５億円の出資を受ける。調達する資金は有価証券ポートフォリオの再構築に伴う新規投資や、地元企業への貸出金の追加供給などに充てる。併せて、２０年３月期の最終損益を従来予想の３億１０００万円の黒字から２３億８０００万円の赤字に下方修正し、配当も見送る方針とすると発表した。ＳＢＩとの資本業務提携を機に、抜本的な収益構造の転換に向けた前向きな損失を計上するとしている。

出所：minkabuPRESS