“戻り売り”入りやすいが、“下値はしっかり”…!?
◆ポンド乱高下も、ドル円はレンジ内
※ご注意:予想期間は8月30日と表示されていますが、本日(8月29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
昨日は「Brexit絡みのヘッドライン」こそ跳び出したものの、「米中絡みのヘッドライン」が跳びだすことはありませんでした。
ポンドに対して“(ドルと円は)同一方向”に動いたこともあり、ポンドは“乱高下”を見せたものの、ドル円の“動意”につながることはありませんでした。
「NYダウは反発(+250ドル超)」「逆イールド幅も縮小(△6bp⇒△2bp)」から“小じっかり”はしていたものの、“106円ラインを挟むレンジ”から外れることはありませんでした。
◆“動意に乏しい”が本日も基本…?
「対中関税第4弾の発動(9/1~)」が迫っていることを考えれば、「米中絡みのヘッドライン」への意識は“より高まる”と見るのが自然です。
しかし“いつ跳び出すかわからない”といった類になりますので、実際に跳び出すまでは「方向感は定まらない」となりやすいのも、また事実ということになります。
このため「新たなポジション形成は手控えられやすい」といった行動になりやすく、本日も“動意に乏しい”といった展開が想定されるところです。
「米中懸念への不信感(警戒感)」は根強いものがありますが、ヘッドラインは“いつ跳び出すか?(あるいは跳び出さないか?)”がわからないといった代物です。
そうした中、昨日記した“日足・一目均衡表転換線(105.590円)”が支えている印象があり、割り込むには「新たなネガティブ要因が必要」とも見られる状況でもあります。
「イメージは下方向」に傾斜しやすく、“戻り売り”から入りやすい状況でもありますが、想定以上に“下値はしっかり”といった展開を本日も基本にしたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.661(+1σ)
上値4:106.549(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:106.388(8/26高値、8/1~8/26の38.2%戻し水準)
上値2:106.226(8/28高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:106.117(20日移動平均線)
前営業日終値:106.045(大台)
下値1:105.871(8/28安値後の61.8%押し)
下値2:105.787(8/28安値後の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値3:105.651(8/26安値、-1σ)
下値4:105.589(8/27安値、日足・一目均衡表転換線)
下値5:105.416(8/26安値後の50%押し、ピボット2ndサポート)
11:23 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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