欧州株高で円売り優勢、ポンドにも買戻し圧力継続=ロンドン為替概況
欧州株高で円売り優勢、ポンドにも買戻し圧力継続=ロンドン為替概況
16日のロンドン市場は、円売りとポンド買いが優勢。ドル円は106.49レベルまで高値を更新。クロス円も総じて堅調。なかでもポンド円は128円台半ばから129円台半ばへと大幅上昇。 欧州株や米株先物が上昇、米債利回り上昇、原油高の一方で金相場は反落するなど、総じてリスク選好の動きとなっている。ポンドにとっては、前日の英小売売上高など足元での英経済指標がしっかりとしており、欧州の弱い経済状況と対照的なことが対ユーロでの買い戻し誘っている。英領ジブラルタルが、拿捕したイランのタンカーの解放を決定し、地政学リスクが緩和されたことも好感されたもよう。ポンドドルが1.21台半ばに上昇する一方で、ユーロドルは1.10台後半へと下落。ユーロポンドは0.91台後半から0.91割れ目前へと下落。ユーロ売りには、昨日のレーン総裁のハト派発言の影響が残っている面も。
ドル円は106円台前半での取引。東京市場を上回り一段高となっている。106.10-20レベルでの揉み合いを上放れると一時106.49レベルまで高値を伸ばした。欧州株や米株先物(時間外取引)が堅調に推移、原油高と金相場反落、米債利回り上昇などリスク選好の動きとなっていることが、円売りの背景になっている。また、今週は105円台では実需・投資家などからのドル買い・円売りが持ち込まれる局面が多くなっている面も。きょうは、前日のようなパニック相場にはならず、落ち着いた展開となっている。
ユーロドルは1.10台後半での取引。前日のNY市場での下落の動きが再開している。東京市場での1.11近辺での揉み合いを下放れると、安値を1.1075レベルまで広げている。ユーロ円は117.64レベルまで下押しされたあと、118.05レベルまで上昇も、再び117円台後半で推移している。欧州株高のなかでは上値が重い値動き。対ポンドでは大きく売られている。昨日のレーン総裁のハト派発言の影響が残っているもよう。次回9月ECB理事会での利下げ、QE再開など大規模緩和策への期待がユーロ売り圧力となっている。今週発表された独第2四半期GDPがマイナス成長となったことが欧州経済の鈍化を象徴していた。
ポンドドルは1.21台半ばでの取引。ユーロドルとは対照的に上値を追う展開になっている。1.21台乗せから高値を1.2169レベルまで伸ばした。ポンド円も買いの流れが続いており、128.50近辺から足元では129.45近辺まで買われた。ユーロポンドは0.9175近辺から0.9110割れ水準へと下落。ポンドにとっては、前日の英小売売上高など足元での英経済指標がしっかりとしており、欧州の弱い経済状況と対照的なことが対ユーロでの買い戻し誘っている。英領ジブラルタルが、拿捕したイランのタンカーの解放を決定し、地政学リスクが緩和されたことも好感されたもよう。また、独政府は近日中の独仏首脳会談を計画していると発表しており、ブレグジット問題に進展があるのかどうか期待感もあるようだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
16日のロンドン市場は、円売りとポンド買いが優勢。ドル円は106.49レベルまで高値を更新。クロス円も総じて堅調。なかでもポンド円は128円台半ばから129円台半ばへと大幅上昇。 欧州株や米株先物が上昇、米債利回り上昇、原油高の一方で金相場は反落するなど、総じてリスク選好の動きとなっている。ポンドにとっては、前日の英小売売上高など足元での英経済指標がしっかりとしており、欧州の弱い経済状況と対照的なことが対ユーロでの買い戻し誘っている。英領ジブラルタルが、拿捕したイランのタンカーの解放を決定し、地政学リスクが緩和されたことも好感されたもよう。ポンドドルが1.21台半ばに上昇する一方で、ユーロドルは1.10台後半へと下落。ユーロポンドは0.91台後半から0.91割れ目前へと下落。ユーロ売りには、昨日のレーン総裁のハト派発言の影響が残っている面も。
ドル円は106円台前半での取引。東京市場を上回り一段高となっている。106.10-20レベルでの揉み合いを上放れると一時106.49レベルまで高値を伸ばした。欧州株や米株先物(時間外取引)が堅調に推移、原油高と金相場反落、米債利回り上昇などリスク選好の動きとなっていることが、円売りの背景になっている。また、今週は105円台では実需・投資家などからのドル買い・円売りが持ち込まれる局面が多くなっている面も。きょうは、前日のようなパニック相場にはならず、落ち着いた展開となっている。
ユーロドルは1.10台後半での取引。前日のNY市場での下落の動きが再開している。東京市場での1.11近辺での揉み合いを下放れると、安値を1.1075レベルまで広げている。ユーロ円は117.64レベルまで下押しされたあと、118.05レベルまで上昇も、再び117円台後半で推移している。欧州株高のなかでは上値が重い値動き。対ポンドでは大きく売られている。昨日のレーン総裁のハト派発言の影響が残っているもよう。次回9月ECB理事会での利下げ、QE再開など大規模緩和策への期待がユーロ売り圧力となっている。今週発表された独第2四半期GDPがマイナス成長となったことが欧州経済の鈍化を象徴していた。
ポンドドルは1.21台半ばでの取引。ユーロドルとは対照的に上値を追う展開になっている。1.21台乗せから高値を1.2169レベルまで伸ばした。ポンド円も買いの流れが続いており、128.50近辺から足元では129.45近辺まで買われた。ユーロポンドは0.9175近辺から0.9110割れ水準へと下落。ポンドにとっては、前日の英小売売上高など足元での英経済指標がしっかりとしており、欧州の弱い経済状況と対照的なことが対ユーロでの買い戻し誘っている。英領ジブラルタルが、拿捕したイランのタンカーの解放を決定し、地政学リスクが緩和されたことも好感されたもよう。また、独政府は近日中の独仏首脳会談を計画していると発表しており、ブレグジット問題に進展があるのかどうか期待感もあるようだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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