【海外市場の注目ポイント】７月の米生産者物価指数など

　日本時間午後９時半に７月の米生産者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比１．７％上昇、コアの大方の予想が同２．３％上昇となっており、総合、コアとも前年比の伸びがそれぞれ前月の１．７％上昇、２．３％上昇から変わらないとみられている。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が前週に利下げに踏み切ったあともトランプ米大統領からの利下げ圧力が継続するなか、７月の米生産者物価指数が予想を下回れば、米国の追加利下げ観測が強まり、ドルが売られる可能性がある。
　
　また、日本時間午後５時半には４－６月期の英国内総生産（ＧＤＰ）速報値、６月の英鉱工業生産指数、６月の英貿易収支も発表される予定になっている。４－６月期の英ＧＤＰ速報値は、大方の予想が前期比変わらずで、１－３月期の０．５％増からゼロ成長になると見込まれている。６月の英鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比０．２％低下となっており、前月比では２カ月ぶりに低下するとみられ、６月の英貿易収支は、商品貿易収支の大方の予想が１１８億ポンドの赤字となっており、商品貿易収支では前月の１１５憶２４００万ポンドの赤字から赤字幅が拡大すると見込まれている。
　
minkabu PRESS編集部