チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
ステップ <9795> 【 2+→2+】
「3Q単独ではここ数年来で最も良い業績である」
19/9期3Q累計でみれば横浜戦略向け投資等があり減益での着地ではあるが、3Qの業績を単独で見ると、ここ数年来で最高の業績であった。横浜戦略初年度で大きな成果を出したため、生徒獲得が順調に進んでいる。一方、校舎展開については計画以上の進捗にはならない。そのため、予想を大きく上回る業績を出すのは難しい。そのため、バリエーション修正も起きにくい。そのため投資評価は現状の「2+」を維持する。
予想ROE:9.4% PBR:1.3倍、来期予想PER:13.2倍、来期予想EPS成長率:1%株価(8/2終値):1,496 円
Fモデルによる理論株価:1,707円(7月29日by山方秀之)
太平洋工業 <7250> 【 1→1】
「1Qは柱の2事業が揃って好調、大幅営業増益となり順調に発進」
20/3期1Q(4-6月)はプレス・樹脂製品事業、バルブ製品事業が揃って大幅増収大幅営業増益となる好決算となった。成長投資加速や円高前提などから踊り場を見込む20/3期同社計画には上振れ余地があり、豊富な受注見通しを背景とした無理なき投資により中期的にも好業績が見込めるとのTIWの見方に変化はないため投資評価は「1」を維持する。目標株価は2,260円とする。22/3期TIW予想EPS188.7円の12倍(PER12倍)程度の株価は許容可能で妥当とみた。
予想ROE:8.8% PBR:1.0倍、来期予想PER:9.6倍、来期予想EPS成長率:15%株価(8/2終値): 1,529円
Fモデルによる理論株価:2,011円(7月31日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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