アンリツが急反発、５Ｇ初期開発需要獲得し第１四半期は６５％営業増益

　アンリツ<6754.T>が急反発している。３０日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高２３２億３６００万円（前年同期比１０．８％増）、営業利益２６億９５００万円（同６５．３％増）、純利益１７億７６００万円（同５．０％増）と大幅営業増益となったことが好感されている。

　各国で５Ｇ商用化のスケジュールが順調に進展していることを受けて、５Ｇ向けチップセットや端末の初期開発需要を獲得した計測事業が大幅な増収増益となり業績を牽引した。一方で研究開発費は膨らんだものの、売り上げ増で吸収した。

　なお、２０年３月期通期業績予想は、売上高１０２０億円（前期比２．３％増）、営業利益１００億円（同１１．１％減）、純利益７５億円（同１６．３％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：minkabuPRESS