今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/07/19 16:26

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、NY市場終盤の下げを概ね埋める形で107.60円台まで反発しました。7月の50bp利下げの思惑を高めた昨晩のNY連銀総裁の発言について、同連銀が「総裁発言の内容は学術的なもので、政策行動に関するものではない」とのコメントを出した事がドル買戻しのきっかけとなりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

7/19(金)
17:00 ユーロ圏5月経常収支
21:30 カナダ5月小売売上高
23:00 米ミシガン大7月消費者信頼感指数・速報値
24:10 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
29:30 ローゼングレン米ボストン連銀総裁、黒田日銀総裁、パネルディスカッション

7/21(日)
----- 日本参議院選挙

※☆は特に注目の材料

ドル/円は昨晩付けた月初来安値(107.21円前後)からは持ち直したものの、7月30-31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測を背景に上値の重い展開が続いています。今夜は、この流れを変えるきっかけとなる材料・イベントは少なそうです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想