FRB議長の証言に関心集中
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。108円台後半で堅調を維持したが、節目の109.00円には僅かに届かなかった。本日は、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米下院金融委員会で行う議会証言に注目が集まっている。前週末の米6月雇用統計が良好な結果だったため、市場は議長の発言が思ったほどハト派的なものにならない事を警戒している模様。市場はFRBが7月30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で25bp(0.25%)の利下げに動く事を依然として確実視しているものの、一気に50bp(0.5%)の利下げに動くとの思惑はほぼ消滅した。
なお、この議会証言がFRBの金融政策を議会に報告する場(正当性をアピールする公算が大きい)である事を踏まえると、パウエル議長の証言内容が著しくハト派寄りに傾く事は考えにくい。ドル/円は、これまで過剰な利下げ期待の剥落によって108円台後半に持ち直してきたが、議長の証言内容次第では109円台を回復して続伸する可能性もあるだろう。
なお、この議会証言がFRBの金融政策を議会に報告する場(正当性をアピールする公算が大きい)である事を踏まえると、パウエル議長の証言内容が著しくハト派寄りに傾く事は考えにくい。ドル/円は、これまで過剰な利下げ期待の剥落によって108円台後半に持ち直してきたが、議長の証言内容次第では109円台を回復して続伸する可能性もあるだろう。