米雇用統計に関心集まる
昨日のドル/円は107.70-80円台の極めて狭いレンジで推移。米独立記念日のためNY市場が休場とあって動意を欠いた。本日発表される米6月雇用統計を前に取引見送りムードも強かった。米6月雇用統計については、前回の発表で7.5万人増の小幅な伸びに留まった非農業部門雇用者数が注目される。今回の市場予想は16.0万人増だが、3日に発表された6月ADP雇用報告では、民間部門の雇用者数が10.2万人増に留まった。同じく3日に発表された6月ISM非製造業景況指数の雇用指数も55.0と、前月の58.1から低下した。本日の6月非農業部門雇用者数に対して強気な姿勢では臨みにくいところだろう。もっとも米連邦準備制度理事会(FRB)の7月利下げを正当化する「やや弱め」の6月雇用統計は米株式市場に好感されやすい面もある。本日のドル/円相場にとっては、米6月雇用統計の結果もさることながら、米株式市場の反応も重要となりそうだ。