米中貿易戦争は一時停戦
本日のドル/円は前週終値から「上マド」を空けて108円台に上昇している。注目された29日の米中首脳会談では、両国が貿易協議の再開・継続で合意。米国は、対中関税第4弾の発動先送りも決めた。ここまでは市場もある程度織り込んでいたと見られるが、米企業による中国通信機器大手ファーウェイへの部品輸出容認および米朝電撃会談の開催は「ポジティブ・サプライズ」と言えるだろう。
ドル/円は、日足一目均衡表の基準線(108.35円前後)を上抜けしており、主要国株価の上昇が見込まれる中、どこまで上値を伸ばせるかが本日の焦点となりそうだ。6月高値108.80円前後が次の上値抵抗と見られ、これを超えられれば、5月31日以来の109円台回復も視野に入る。ただ、米国の7月利下げ観測が根強い中、米長期金利が伸び悩めばドル/円も上値が重くなる公算が大きい。株式市場だけでなく債券市場の動向にも注目したい。
ドル/円は、日足一目均衡表の基準線(108.35円前後)を上抜けしており、主要国株価の上昇が見込まれる中、どこまで上値を伸ばせるかが本日の焦点となりそうだ。6月高値108.80円前後が次の上値抵抗と見られ、これを超えられれば、5月31日以来の109円台回復も視野に入る。ただ、米国の7月利下げ観測が根強い中、米長期金利が伸び悩めばドル/円も上値が重くなる公算が大きい。株式市場だけでなく債券市場の動向にも注目したい。