【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】
先週の米ドル/円は大きく続落。週初108.550で寄り付いた米ドル/円は、108円台半ばでの保ち合い相場でスタートしたものの、FOMCの結果が予想以上にハト派的だったことを受けて米長期金利が低下したことで、日米金利差縮小を嫌気し対ドルで日本円が買われる展開となりました。先週の終値は107.360。
20日には日銀金融政策決定会合が開かれました。また、21日には浅川財務官の発言がありましたが、特に為替市場では材料視されませんでした。
今週の主な経済指標は図のとおりで、小粒な指標が多い印象です。
米国の利下げ期待が高まっている分、25日の米1QGDP(確定値)や28日の米5月PCEデフレータに注目です。
CMEの通貨先物から計算さる7月の利下げ確率は100%となっており、一般的には7月に利下げをするものと考えられます。
しかしながら、本来、7月のFOMCでの金融政策変更は異例です。(※米国はこれまで3・6・9・12月のFOMCで金融政策の変更をしてきました。)
また、景気・物価・雇用などが改善している場合は、利下げする理由自体が見当たりません。
(※FOMCの責務は「雇用の最大化」と「物価の安定」であると法律で決められています。)
逆に、FEDの要人発言なども今後多く予定されており、FEDが7月の利下げを内心で容認しているのであれば、米国債利回りの下落について否定的な発言はしないと考えられます。
なお、7月19日が、7月末のFOMCのブラックアウト期間(FEDメンバーが金融政策等について発言できなくなる期間)の始まりとなるので、そこまでの要人発言にも注目です。
また、今週末にはG20大阪サミットが開催されます。米中首脳会談が予定されており、先週の米国株は、会談実現の報道を受けて米中関係改善への期待感から上昇いたしました。
ただし、この問題については、どちら側かが歩み寄り譲歩しなければ進まない、非常に悩ましい状況にあると思われます。昨年末のアルゼンチンG20での米中首脳会談後のような雰囲気を今回も醸し出せるかに注目です。
20日には日銀金融政策決定会合が開かれました。また、21日には浅川財務官の発言がありましたが、特に為替市場では材料視されませんでした。
今週の主な経済指標は図のとおりで、小粒な指標が多い印象です。
米国の利下げ期待が高まっている分、25日の米1QGDP(確定値)や28日の米5月PCEデフレータに注目です。
CMEの通貨先物から計算さる7月の利下げ確率は100%となっており、一般的には7月に利下げをするものと考えられます。
しかしながら、本来、7月のFOMCでの金融政策変更は異例です。(※米国はこれまで3・6・9・12月のFOMCで金融政策の変更をしてきました。)
また、景気・物価・雇用などが改善している場合は、利下げする理由自体が見当たりません。
(※FOMCの責務は「雇用の最大化」と「物価の安定」であると法律で決められています。)
逆に、FEDの要人発言なども今後多く予定されており、FEDが7月の利下げを内心で容認しているのであれば、米国債利回りの下落について否定的な発言はしないと考えられます。
なお、7月19日が、7月末のFOMCのブラックアウト期間(FEDメンバーが金融政策等について発言できなくなる期間)の始まりとなるので、そこまでの要人発言にも注目です。
また、今週末にはG20大阪サミットが開催されます。米中首脳会談が予定されており、先週の米国株は、会談実現の報道を受けて米中関係改善への期待感から上昇いたしました。
ただし、この問題については、どちら側かが歩み寄り譲歩しなければ進まない、非常に悩ましい状況にあると思われます。昨年末のアルゼンチンG20での米中首脳会談後のような雰囲気を今回も醸し出せるかに注目です。