「107円割れ」意識されるが、「G20への警戒感」が行く手を阻む…!?
◆“買い戻し”先行も、長続きせず…
※ご注意:予想期間は6月25日と表示されていますが、本日(6月24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
先週末は「ポジション調整」が優勢となる場面が見られました。
好内容の欧PMIを背景に“ユーロ円が底堅く”推移したことも、“ドル円の買い戻し”を促したとも見られるところです。
“107円ライン”で下げ渋ると、NYタイム中盤には“107.733円”へと買い戻されていきました。
もっとも「FRB要人のハト派発言」は相次いでおり、“買い戻し”もそう長くは続きませんでした。
次第に“107.30円”水準へ押し戻され、そのまま“同水準”にて先週の取引を終えています。
◆“上値の重さ”は相変わらずだが…?
とりあえず“買い戻し”が先行したものの、“上値の重さ”は相変わらずであり、下値追いのトリガーとなり得る“107円ライン”からもそう離れてはおりません。
このため「リスクは下方向」は意識され続けると見られますが、一方で今週末には「G20(主要20か国・地域首脳会合)」が予定されています。
当該イベントを前に「突っ込んだ取引は手控えられやすく」、さらには金利先物から見た「織り込み過ぎの可能性」もあります。
「107円割れ」が意識されつつも、「G20への警戒感」が行く手を阻み、結果的に「107円前半~半ばで揉み合う」といった展開を想定したいところです。
「リスクは逆に上方向(買い戻し)」を頭の片隅に残しながら…。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.140(6/20高値)
上値4:108.081(6/17~6/21の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.000(大台)
上値2:107.883(6/17~6/21の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値1:107.733(6/21高値、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:107.332
下値1:107.209(6/21安値後の76.4%押し)
下値2:107.107(-2σ)
下値3:107.000(大台、6/21安値、ピボット1stサポート)
下値4:106.742(1/3安値後の押し目)
下値5:106.670(1/3~4/24の76.4%押し※、ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
10:33 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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