【IRアナリストレポート】レシップホールディングス(7213)

~バスのAFC(運賃システム)、TMS(運行管理システム)で大きく浮上~

【ポイント】
・首都圏バスICカードシステムの更新需要が活況を呈している。前期に続いて今期も拡大するので、業績は慎重な会社計画を上回って、過去のピーク利益を12年ぶりに更新しよう。来期は更新需要が一巡するので踊り場となろうが、バス機能の高度化に向けて新しい需要が拡大、先行投資を続けてきた海外ビジネスも収支均衡に向けて前進しよう。

・バス用新交通サービスMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の一翼を担う当社の路線バス運行支援システム「LIVU」(ライブ:LECIP Intelligent Vehicle Unit)が注目され、いくつかのバス会社で採用が始まっている。TMS(運行管理システム)において、多言語表示、カラーLED表示に加え、次のバス停情報を自動設定する自動歩進装置(GPS活用)なども本格的に普及してくる。その核となるTMS車載器「LIVU」は、新しいプラットフォームとして業界の先陣を切っており、期待は大きい。

・当社はバスのAFC(いわゆる運賃箱)で、国内シェア6割を有する。国内の首都圏バスICカード運賃システムの更新需要が、2019年3月期下期から本格化している。その中で、当社のシェアは上がっている。初受注は戦略的に対応するので、初期の負担が発生するが、中期的には収益面で十分取り戻すことができよう。

・2021年3月期までの中期5ヵ年計画では、売上高200億円、営業利益10億円以上を安定的に計上することを目標にするが、これは十分達成できよう。課題は海外ビジネスの収益性にあるが、先行投資が需要開拓に結びつき、今後改善に向かおう。計画より遅れているが、2022年3月期には収支均衡に近づこう。

・事業の特性上、売上・利益は4Qに大きく上がってくる傾向が強かったが、バスシステムの更新需要の効果で、四半期ごとに黒字が見込める展開となろう。2020年3月期は経常利益で14億円が見込めよう。その後、2021年3月期は更新需要の一巡で、経常利益は12億円に落ち込もう。しかし、海外ビジネスの拡大による採算改善と、LIVUなど新しいTMS分野の市場開拓で、2022年3月期には18億円の経常利益が期待できよう。業績は大きく好転し、ROEも20%を超えてくるので、株式市場での評価も大きく高まってこよう。

目 次
1.特色 情報処理(非接触ICカード利用)、電力変換(電源)、 光(LED)が得意
2.強み バスの運賃収受システムで国内シェア6割を有するトップメーカー
3.中期経営計画 オリンピックに向けて国内の更新需要が本格化
4.当面の業績 今期はピーク利益を更新しよう
5.企業評価 内外での新規受注案件の仕上がりに注目

レシップホールディングス <7213>
企業レーティング B
株価
(2019年6月11日)
760円
時価総額 97億円
(12.79百万株)
PBR 2.52倍
ROE 16.0%
PER 15.7倍
配当利回り 1.1%
総資産 16445百万円
純資産 3427百万円
自己資本比率 20.8%
BPS 301.9円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2008.3 18511 1232 1208 686 53.7 8.5
2009.3 16933 1070 1104 521 43.3 8.5
2010.3 13585 29 64 41 3.3 7.5
2011.3 12551 121 154 46 3.7 6.25
2012.3 13059 493 514 132 10.4 7.5
2013.3 13480 477 526 292 23.4 7.5
2014.3 14157 151 164 -98 -9.1 8.5
2015.3 20215 603 779 227 20.8 8.5
2016.3 16203 -571 -649 -1378 -125.3 7.5
2017.3 16985 483 354 50 4.6 7.5
2018.3 15749 -235 -248 -454 -40.9 7.5
2019.3 21538 1021 1030 438 38.8 8.5
2020.3(予) 24000 1400 1400 550 48.4 8.5
2021.3(予) 21500 1200 1200 600 52.8 8.5

(2019.3ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2005年11月1:10、2014年4月1:2の株式分割を実施。それ以前のEPS、配当は修正ベース。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/reshiltupuHD201906.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶマガジン

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