「リスク選好/リスク回避」は交錯中、「底堅いが上回る」も継続中…!?
◆上値を試すも、伸び悩み…
※ご注意:予想期間は6月12日と表示されていますが、本日(6月11日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
「メキシコ関税見送り」は“世界的な株高”を促し、ドル円を押し上げました。
一方で「米利下げ観測」は重荷であり、これに昨日は「トランプ米大統領発言(月内に米中首脳会談なくば、対中追加関税を即時発動)」も加わりました。
このため一時“108.718円”へと駆け上がったものの、伸び悩みに転じ、“108.316円”へと押し戻されていきました。
◆ただ昨日高値は“中途半端”…?
「リスク選好/リスク回避」が交錯する中、“方向感が定まっていない”のは事実です。
しかし“月足・一目均衡表先行スパン下限(108.366円)”では概ね支えられるなど、決して崩れたわけではありません。
そしてテクニカル的に見ると、昨日高値も“中途半端”なところで止まっています。
「109円台を回復できるか?」は現時点では微妙ですが、期待した「5/21~6/5の38.2%戻し&5/30~6/5の50%戻し(108.90円水準)」にもまだ達しておりません。
「株価動向/債券利回り動向を睨みながら…」は続くでしょうが、引き続き「底堅いが上回る」と見て、対峙したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.119(5/30~6/5の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.000(大台)
上値3:108.906(5/21~6/5の38.2%戻し、5/30~6/5の50%戻し、日足・一目均衡表転換線 、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:108.718(6/10高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.577(6/10高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:108.459(-1σ)
下値1:108.366(月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:108.299(6/7~6/10の50%押し、6/10安値、ピボット1stサポート)
下値3:108.200(6/7~6/10の61.8%押し)
下値4:108.078(6/7~6/10の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:108.000(大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
10:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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