◆週末は『下値が限定的』、週初は『窓空けスタート』
※ご注意:予想期間は6月11日と表示されていますが、本日(6月10日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
「ヘッドラインの見極め」は、結果的に“ポジティブ”と捉えられました。
弱い米雇用統計(NFPは事前予想を大きく下回る+7.5万人)は“利下げ観測(ドル売り)”を高めたものの、併せて“株高⇒リスク選好(円売り)”を促しました。
一方でメキシコ問題は関税賦課が見送られ、“ドル買い”と共に“リスク回避の巻き戻し(円売り)”が促されています。
こうして週末は『下値が限定的』、そして週初は『(上方向への)窓空けスタート』を演じています。
◆“根強いドル売り”が上値に圧し掛かるが…?
“根強いドル売り”が上値に圧し掛かると見られるますが、すでに織り込んでしまった感を考えれば「さらなる押し下げ要因としては力不足」といわざるを得ません。
それでいて“リスク選好姿勢(円売り)”は促され、主立ったイベントも不在とあっては、本日に関しては「底堅いが上回る」と見るのが自然です。
「109円台を回復できるか?」はまだ微妙ではありますが、「5/21~6/5の38.2%戻しと5/30~6/5の50%戻し」が並ぶ“その手前(108.90円水準)”までは、案外すんなりと戻してもおかしくないと考えたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:108.906(5/21~6/5の38.2%戻し、5/30~6/5の50%戻し、日足・一目均衡表転換線 )
上値3:108.615(6/7高値、5/30~6/5の38.2%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
上値2:108.496(-1σ)
上値1:108.366(月足・一目均衡表先行スパン下限)
前営業日終値:108.188
下値1:108.135(6/7安値後の61.8%押し)
下値2:108.000(大台、6/7安値後の76.4%押し)
下値3:107.880(6/7安値、ピボット1stサポート)
下値4:107.771(1/10安値、6/5安値、-2σ、1/3~4/24の61.8%押し※)
下値5:107.510(1/4安値、ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:16 ドル円 抵抗・支持ライン追加