株価はリバウンド上昇中。まだ上がる?【2019/06/10-2019/06/14】

著者:横山利香
投稿:2019/06/09 09:32

今週はMSQ週のため乱高下も想定

日経平均株価は6月7日金曜日、2万0,884.71円で取引を終えました。
前回「軟調な地合いが続き、底を打ったわけではない。引き続き逆張り戦略の短期売買で、リバウンド上昇狙いか戻り売りでよい」と解説しました。
株価はリバウンド上昇に転じ、目標株価の範囲で取引を終えました。

米国の株式市場もリバウンド上昇に転じた週でした。
ドル円相場は円買いが落ち着いた週でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、6月3日に2万0,289.64円で目先の底を打ち、リバウンド上昇に転じています。米国の株式市場が上昇に転じたことが要因の一つとしてあげられるでしょう。
目標上値は2万1,400円、下値は2万0,300円、それぞれプラスマイナス150円とします。
週明けに窓を空けて下落したところで、オシレーター系のテクニカル指標で売られすぎのシグナルが出ました。
足元は短期の上昇トレンドが発生していますが、現時点ではリバウンド上昇の範囲内での動きです。株価が上昇すれば戻り売りも出ますし、上値抵抗線までを明確に超えるのを確認したいところです。底打ちサインが出るまでは逆張り戦略の短期売買の継続でいいでしょう。
米国トランプ大統領のツイートに振り回されるマーケットが続いています。しかし、中長期での上昇トレンドのシグナルが出ればいつ買っても間に合いますから、目先の動きに一喜一憂する必要はないでしょう。今週はMSQを控えていますから、乱高下も想定しておきたいところです。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想