ドル円、米国要人発言で上下。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/05/31 09:47

マーケットコンディション

昨日のドル円は、109.57円で始まると、東京時間は下げで始まった日経平均が下げ幅を縮小させると、109.70円を突破。ロンドン時間、時間外のダウ平均が堅調・米10年債利回りが上昇すると、ドル円は109.83円まで上昇。NY時間、トランプ米大統領が「中国との通商交渉は上手くいっている」「中国は米国との取引成立を望んでいる」と発言すると、109.92円まで上昇。しかし、ペンス米副大統領が「米国は必要なら中国製品への関税を2倍以上に引き上げることが出来る」と発言すると、109.47円まで下落となり、109.61円でクローズをむかえた。

ドル円、米国要人発言で上下。

昨日のドル円は、思いのほか底堅い印象。しかし、110円の壁は厚かったようだ。昨日の高値109.92円は5/21の高値110.671円-5/29の安値109.149円に対する戻り50%(109.910円)レベルとなり、そこから失速。また、今朝方米国がメキシコに対して関税をかけるとの発言で109.22円まで下落中。引き続きトレンドは下向きと予想。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想