「明日以降の動き」を確認する必要…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/05/27 11:00

◆終値ベースで“週足の雲”を割り込む…

※ご注意:予想期間は5月28日と表示されていますが、本日(5月27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


あぁ、あぁぁ…。
2度にわたって踏み止まった「週末の関門」でしたが、3度目は叶いませんでした。

「米中懸念」が燻る中、「米経済指標の悪化」も響いてしまい、“週足・一目均衡表先行スパンの雲下限(109.590円)”を終値ベースで割り込んでしまいました。
これで「日足に続き、週足でも雲割れ」という状況が確定したことになり、テクニカル的には“さらに芳しくない”へと移行した格好になります。

◆「一旦様子見」とせざるを得ないが…?

ただし本日は「米英市場が休場(メモリアルデー/スプリングバンクホリデー)」というスケジュール感です。
そしてアジアタイムにおける株式は“比較的堅調”が見込まれていますので、下落を加速させ得るのは「仕掛け的な動きのみ」…?
しかし「好悪入り混じる」になりやすい状況下、そこまで仕掛けてくるか…?

割り込んでしまいましたので「一旦様子見」とせざるを得ませんが、本日に関しては「比較的堅調」を想定し、「明日以降の動き」を確認したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.911(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:109.805(5/21~5/24の38.2%戻し、月足・一目均衡表転換線)
上値3:109.743(5/24高値、月足・一目均衡表基準線)
上値2:109.590(週足・一目均衡表先行スパン下限/基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.453(週足・一目均衡表基準線、-1σ)
前営業日終値:109.270(5/24安値)
下値1:109.144(5/14-15安値、ピボット1stサポート)
下値2:109.022(5/13安値、大台)
下値3:108.961(ピボット2ndサポート)
下値4:108.724(2/1安値、-2σ)
下値5:108.651(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:47 ドル円 抵抗・支持ライン追加
14:48 誤字修正
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想