米英3連休を控えた週末 - 次第に“ポジション調整主体”に…!?
◆円全面高 - 一時109円半ばまで売られる
※ご注意:予想期間は5月25日と表示されていますが、本日(5月24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
うぎゃー…!
「米中懸念」はさらに深化し、リスク回避姿勢は継続しました。
期待した「米10年債利回り」も“2017年10月来となる2.29%台”まで止まらず、円は“リスク/金利の双方”から資金を集める格好になりました。
さらに昨日は「株安の連鎖」に加えて「原油安」まで台頭しており、“円全面高”の様相を見せました。
“110円の大台”を割り込んだドル円は、NYタイム終盤には“109.456円”まで売り込まれています。
◆こうなると“もう一段の下値追い”も懸念せざるを得ないが…?
完全に見方を誤った格好であり、「イメージは下方向」はさらに勢いを増した印象があるのは事実です。
想定していたレンジを割り込んでいますので、“もう一段の下値追い”も懸念せざるを得ないところでもあります。
しかし来週初(27日)は「米英市場が休場(メモリアルデー/スプリングバンクホリデー)」となりますので、本日は「3連休を控えた週末」ということになります。
当初は“昨日の流れを引き継ぐ”と見られるものの、次第に“ポジション調整主体になりやすい”と見るのが自然…。
そして“昨日の動き”を考えれば、そのポジション調整は“上方向(買い戻し)”となる可能性は高い…?
◆ポイントは“週足・一目均衡表先行スパンの雲下限”…!?
テクニカル的に見ると、再び“週足・一目均衡表先行スパンの雲下限(109.590円)”が注目の的ということになります。
「ヘッドラインで振り回される(揺れ動く)」は変わりませんが、本日に関しては「同ラインを上回って終われるか…?」が最大のポイントということになりそうです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.206(5/21~5/23の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値4:110.063(5/21~5/23の50%戻し、大台)
上値3:109.920(5/21~5/23の38.2%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値2:109.818(月足・一目均衡表転換線)
上値1:109.683(月足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:109.590(週足・一目均衡表先行スパン下限/基準線、-1σ)
下値1:109.456(5/23安値)
下値2:109.334(5/16安値)
下値3:109.243(ピボット1stサポート)
下値4:109.144(5/14-15安値)
下値5:109.022(5/13安値、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:44 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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