今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/05/15 15:35

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、米中貿易摩擦を巡る懸念が和らいだ事で底堅く推移した反面、上値も重く109.60円台を中心に上下20銭未満の小幅なレンジでもみ合っています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

5/15(水)
16:00 トルコ2月失業率
18:00 ユーロ圏1-3月期GDP・改定値
20:00 南ア3月小売売上高
21:30 カナダ4月消費者物価指数
21:30☆米4月小売売上高
21:30 米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:15☆米4月鉱工業生産指数
22:15 米4月設備稼働率
22:30 クオールズFRB副議長、米上院銀行委員会で証言
23:00 米5月NAHB住宅市場指数
23:00 米3月企業在庫
23:15 クーレECB理事、講演
23:30 EIA週間原油在庫統計
25:00 バーキン・リッチモンド連銀総裁、講演
25:30 プラートECB専務理事、講演
29:00 米3月証券投資動向

5/16(木)
10:30☆豪4月新規雇用者数
10:30☆豪4月失業率

※☆は特に注目の材料

今夜は、米4月小売売上高と米4月鉱工業生産指数という2つの重要統計が発表されます。米中の関税引上げ合戦による市場の混乱もあって、米金利先物市場が示す年内の利下げ確率は、やや行き過ぎにも思える7割前後まで上昇しています。重要統計で利下げ観測に修正が入る余地もありそうなので要注目です。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想