ビットコイン先物取引を提供するシカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(CME)の先物コントラクト数が5月13日時点で過去最高水準に達していることがわかった。先月も最高値を更新したばかりであったが、出来高がさらに続伸。勢いが増す仮想通貨市場に比例して、金融投資家の取引も盛んになっていることを示すデータとなる。
CMEのビットコイン先物におけるコントラクト数は4月4日に22500に到達して過去最高を到達したばかりであったにも関わらず、およそ1ヶ月でさらに約50%もコントラクト数が増加。
同取引所における1つのコントラクトは5BTCに相当するため、約16万8000BTC、1BTCが87万円だと仮定した場合、およそ1461億円相当の想定元本で取引されたことを指している。
仮想通貨市場は2019年に入ってから100%を超える上昇幅を記録しているが、米中貿易摩擦の激化などを背景に急落する米国金融市場などに相反した値動きから、地政学的リスクに対するリスク逃避資産としての立ち位置を見て、需要が拡大すると見る見方も広がっている。
これらの動きを踏まえると、単純に上昇トレンドに伴う出来高増加だけではなく、複合的な要因でビットコインに対する取引需要が拡大している可能性は十分に考えられる。
(記事提供:コインポスト)
CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。
<SI>
CMEのビットコイン先物におけるコントラクト数は4月4日に22500に到達して過去最高を到達したばかりであったにも関わらず、およそ1ヶ月でさらに約50%もコントラクト数が増加。
同取引所における1つのコントラクトは5BTCに相当するため、約16万8000BTC、1BTCが87万円だと仮定した場合、およそ1461億円相当の想定元本で取引されたことを指している。
仮想通貨市場は2019年に入ってから100%を超える上昇幅を記録しているが、米中貿易摩擦の激化などを背景に急落する米国金融市場などに相反した値動きから、地政学的リスクに対するリスク逃避資産としての立ち位置を見て、需要が拡大すると見る見方も広がっている。
これらの動きを踏まえると、単純に上昇トレンドに伴う出来高増加だけではなく、複合的な要因でビットコインに対する取引需要が拡大している可能性は十分に考えられる。
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