滝沢ハム、前期経常を52％下方修正、配当も10円減額

　滝沢ハム <2293> [ＪＱ] が5月7日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の3億3000万円→1億5700万円(前の期は4億7900万円)に52.4％下方修正し、減益率が31.1％減→67.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億7100万円→9800万円(前年同期は2億1100万円)に63.8％減額し、一転して53.6％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→15円(前の期は25円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．連結業績予想の修正理由　売上高については、食肉加工品はローストビーフやハンバーグ等の売上は販売の強化を図り増加しましたが、ハム・ソーセージは企業間の販売競争激化と消費低迷により減少しました。また、食肉についても、国産豚肉および輸入豚肉は銘柄豚の販売強化に努めましたが、販売競争の激化により売上高は減少しました。その結果、売上高は前回予想を下回る見込みとなりました。　損益面については、在庫の削減や商品の統廃合等を推進し、生産コストの削減に努めましたが、売上高の減少要因により前回公表数字を下回る見込みとなりました。この結果、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益とも2018年11月６日に公表しました業績予想を下回る見込みとなりましたので、業績予想を修正いたします。２．個別業績予想の修正理由　個別業績予想の修正理由につきましては、連結業績予想の修正理由とほぼ同じ要因によるものです。(注)　上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因によって　　　　これらの予想数値と異なる可能性があります。

　　2019年３月期の期末配当金につきましては、当初１株につき25円00銭としておりましたが、通期の業績予想が大幅に未達となったことから、誠に遺憾ではございますが、１株につき15円00銭に修正させていただきたいと存じます。