【買い】デジタルアーツ(2326)テーマ性に加えて直近IPO株の話題性も波及、売り方の踏み上げ相場続く◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/04/26 08:32

テーマ性に加えて直近IPO株の話題性も波及、売り方の踏み上げ相場続く

業種:情報・通信業
時価総額:1344.04億円
PER:66.08倍
PBR:18.84倍

 インターネットの有害情報遮断、情報漏洩防止等のフィルタリングソフトで国内トップ。他業種との連携推進し、野村総研系のエヌ・アール・アイ・セキュアテクノロジーズ(株)と提携関係にある。

 業績面では利益成長が鮮明で2019年3月期の配当も36円→48円に増配、前期比では28円から20円増額とするほど好業績である。次回5/9の決算発表で来期見通しが示された場合、投資家の期待に届かなければ材料出尽くしで株価が反落する恐れもあるが、社会全体の変化と需要拡大の流れをふまえると勝手に天井と決めつけることはできない。

 株価は淀みない上昇トレンドを続けており、直近の経団連によるサイバーセキュリティ対策の委員会設置は株価を下支えする支援材料か。テーマ株としての本格物色は6月のG20や来年の東京五輪が近づくにしたがってのものとなりそうだが、既にその兆候は出始めている。高値圏にある銘柄だが信用需給も0.27倍と売り長で逆日歩が発生している現状では、株価上昇がもうしばらく続きそうだ。昨日の新規上場で初値つかずとなったトビラシステムが同業種で人気化していることからも物色再燃に期待している。
配信元: 達人の予想

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