続伸、米国のイラン制裁強化で供給ひっ迫を懸念=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/24 05:30
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=66.30(+0.75 +1.14%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.73~0.75ドル高。その他の限月は0.11~0.69ドル高。

 米国がイラン制裁の一時的な免除を終了し、各国にイラン産原油の輸入を完全に停止するよう要求していることで、供給ひっ迫が警戒されている。石油輸出国機構(OPEC)の関係筋によると、OPECは供給が減少した場合に増産する用意はあるものの、需要を見定めた後に決定するという。OPEC加盟国と非加盟国は日量120万バレルの減産合意を維持する必要があり、増産するにしても6月以降となる場合がある。ロイター通信が伝えた。

 時間外取引で6月限は堅調に推移し、66ドルの節目を上回った。通常取引開始を控えて65.58ドルまで上げ幅を削ったものの、その後は再び買いが強まり66.60ドルまで上値を伸ばした。

minkabu PRESS編集部 

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