午前:債券サマリー 先物は反落、日限オペ減額で需給の緩みを意識

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/19 11:46
 19日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。米債券高を好感するかたちで始まったが、日銀がオペ減額を伝えたことをきっかに売りが優勢となった。

 債券先物は買い先行で始まり、一時152円67銭まで上昇。欧州経済の先行き警戒感などを背景に、18日の米長期債相場が上昇したことが追い風となった。ただ、日銀が午前10時過ぎに、この日に実施する国債買いオペの内容を通知すると地合いが一変。「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」の買い入れ額は前回から据え置かれた半面、「同10年超25年以下」は前回から200億円減額、「同25年超」は100億円減額され、需給の緩みが意識された。先物は152円44銭まで下落する場面があり、現物債市場では新発10年債の利回りが朝方のマイナス0.040%からマイナス0.025%に上昇した。

 午前11時の先物6月限の終値は前日比5銭安の152円49銭。出来高は2兆1797億円だった。現物債の利回りは、20年債が前日比0.015%上昇の0.395%、30年債が同0.025%上昇の0.580%となった。


出所:minkabuPRESS
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