今日の為替市場ポイント:欧米市場休場で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み

配信元:フィスコ
投稿:2019/04/19 08:39
18日のドル・円相場は、東京市場では112円07銭から111円84銭まで下落。欧米市場でドルは111円77銭から112円03銭まで反発し、111円95銭で取引を終えた。

本日19日のドル・円は112円を挟んだ水準で推移か。欧米市場は休場となることから、ドル・円などの主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く見込み。

米商務省が18日発表した3月小売売上高は、前月比+1.6%で2017年9月以来の高い伸びを記録した。市場予想の同比+1.0%程度を上回る結果となったが、その後発表されたマークイット4月製造業PMIとサービス業PMIは市場予想を下回った。ユーロ圏のマークイット製造業PMIとサービス業PMIも市場予想を下回っており、直近における欧米の企業景況感はさえない状況であることが確認された。

なお、月内に発表される米国とユーロ圏の1−3月期国内(域内)総生産(GDP)は、10−12月期との比較でやや鈍化する可能性がある。それでも米国のGDP成長率は2%を維持する可能性があることや純輸出の伸びが今後期待されることから、米国とユーロ圏の成長率格差を意識したユーロ売り・米ドル買いはやや強まる可能性がありそうだ。

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配信元: フィスコ