とりあえず「一服」 - 目先「上値が重い」が先行する…?

著者:武市佳史
投稿:2019/04/18 10:44

◆年初来高値更新も、押し戻される…

※ご注意:予想期間は4月19日と表示されていますが、本日(4月18日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


ようやく昨日は“年初来高値更新”が見られました。
しかしその値幅(水準)/滞空時間は共に“わずか”であり、その後は再び“112円付近”に押し戻されてしまいました。

◆ファンダメンタルズ/テクニカル共に悪くはないが…?

「上値重いが、下値も堅い」を地で往く動きは続きますが、昨日の中国経済指標が“軒並み堅調”だったように、ファンダメンタルズはそれほ

ど悪くありません。
また“200日移動平均線(本日は111.523円)”を大きく上回り、“日足・一目均衡表は三役好転”も続いている形状を見ると、テクニカル的に

もそう悪いとはいえません。
しかし期待された“ストップロス”が不発に終わった中、本日は“実質的な週末(イースター絡みで明日より多くの国が休場)”を迎えます。

「大きくは崩れない」との見方は変わりませんが、目先は「上値が重い(ポジション調整/利益確定売り)」が先行する展開を想定すべきかもし

れません。
「絶好の押し目買いチャンス」になる可能性はありますが、とりあえずここは「一服(一旦様子見)」…?

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:112.660(18/12/19-20高値、50月移動平均線)
上値4:112.573(+2σ)
上値3:112.428(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:112.295(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:111.161(4/17高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:112.076(大台)
下値1:111.918(4/17安値、+1σ、200週移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)
下値2:111.847(4/16安値、ピボット2ndサポート)
下値3:111.657(4/10~4/17の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト
下値4:111.585(4/12安値)
下値5:111.501(4/10~4/17の50%押し、200日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:39 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想