■業績動向
1. 2018年12月期の業績概要
SBSホールディングス<2384>の2018年12月期の連結業績は、売上高で前期比33.1%増の203,516百万円、営業利益で同32.3%増の8,240百万円、経常利益で同17.5%増の7,607百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同0.8%減の4,409百万円となり、当期純利益を除けば2ケタ増収増益となった。物流事業や不動産事業がともに2ケタ増益と好調だったことに加え、第3四半期からSBSリコーロジスティクスが新たに子会社化として加わったことが増収増益要因となった。売上高については初めて2,000億円を超え、営業利益は2期ぶりに過去最高を更新した。
営業外収支が前期比で879百万円悪化したが、主に有利子負債の増加に伴う金融収支の悪化(146百万円)、持分法による投資利益の減少(328百万円)、訴訟損失引当金繰入額の計上(220百万円)などが要因となっている。当期純利益に関しては、課税所得の増加により微減益となった。ただ、すべての項目において会社計画を上回って着地している。
SBSリコーロジスティクスの業績への影響額については、売上高で36,433百万円、営業利益(のれん等償却後)で418百万円の上乗せ要因となっている。ただ、M&A費用が約3億円発生しているため、営業利益は実質約1億円の増加要因だったことになる。SBSリコーロジスティクスの影響を除けば、売上高は前期比9%増、営業利益は同31%増益だったと試算される。なお、SBSリコーロジスティクスの子会社化に伴うのれん等の償却費は年間6億円の均等償却となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
1. 2018年12月期の業績概要
SBSホールディングス<2384>の2018年12月期の連結業績は、売上高で前期比33.1%増の203,516百万円、営業利益で同32.3%増の8,240百万円、経常利益で同17.5%増の7,607百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同0.8%減の4,409百万円となり、当期純利益を除けば2ケタ増収増益となった。物流事業や不動産事業がともに2ケタ増益と好調だったことに加え、第3四半期からSBSリコーロジスティクスが新たに子会社化として加わったことが増収増益要因となった。売上高については初めて2,000億円を超え、営業利益は2期ぶりに過去最高を更新した。
営業外収支が前期比で879百万円悪化したが、主に有利子負債の増加に伴う金融収支の悪化(146百万円)、持分法による投資利益の減少(328百万円)、訴訟損失引当金繰入額の計上(220百万円)などが要因となっている。当期純利益に関しては、課税所得の増加により微減益となった。ただ、すべての項目において会社計画を上回って着地している。
SBSリコーロジスティクスの業績への影響額については、売上高で36,433百万円、営業利益(のれん等償却後)で418百万円の上乗せ要因となっている。ただ、M&A費用が約3億円発生しているため、営業利益は実質約1億円の増加要因だったことになる。SBSリコーロジスティクスの影響を除けば、売上高は前期比9%増、営業利益は同31%増益だったと試算される。なお、SBSリコーロジスティクスの子会社化に伴うのれん等の償却費は年間6億円の均等償却となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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