「FPGA」関連がランクイン、次世代有力技術の普及支える集積回路<注目テーマ>

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/03/07 12:21
「FPGA」関連がランクイン、次世代有力技術の普及支える集積回路<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10
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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「FPGA」がランキング21位にランクインしている。

 FPGAは、field-programmable gate array(フィールド プログラマブル ゲート アレイ)の略称。製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路(LSI)のことで、広義ではPLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)の一種。これまではASIC(特定用途向け集積回路)がハードウェアの中に組み込まれる電子部品の集積回路の主流であったが、これに代替するものとして注目度が高まっている。FPGAは、出荷後に機能を更新でき、設計面で部分的に再構成できるほか、ASIC設計よりエンジニアリングコストが低い点などが利点とされている。

 今後普及が予想されるサイバーセキュリティ機器、5GLTEなどの通信機器、医療画像処理、音声認識、バイオインフォマティクス、ドローン、IoT、自動運転といった幅広い分野でFPGAは欠かせないものとなっている。

 個別の関連銘柄としては、独立系の半導体商社でFPGAなどの外国製半導体の販売を主力事業とし、FPGAの世界的企業である米ザイリンクスを主要取引先に持つPALTEK<7587.T>にまず注目したい。また、独立系の半導体商社国内トップのマクニカ・富士エレホールディングス<3132.T>や、電気通信大学とビッグデータ領域でのFPGAを活用した高速処理装置の実用化に向けて技術連携を行っている日本ラッド<4736.T>、LTE無線ベースバンド処理用ブレードなどにFPGAを活用しているアルチザネットワークス<6778.T>、FPGAデバイスの論理回路設計に高位合成言語を使用し、機能を実現するアルゴリズムのハードウェアへの実装と組み込みアプリケーション・ソフトウェア開発環境を統合するソリューションを開発している日本システムウエア<9739.T>にもビジネスチャンスが広がりそうだ。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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