注目2銘柄(2019.03.01)

著者:藤根 靖晃
投稿:2019/03/01 20:22

チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
 

プロトコーポレーション <4298> 【 2+→1】

「収益力が着実に改善、カーライフをトータルでサポートする基盤づくりも順調」

 3Q累計の営業利益は前年同期比29.0%増の39.5億円となった。低収益の紙媒体減少の一方で、「MOTOR GATE」取引社数の増加、「グーピット(整備工場検索サイト)」有料掲載工場数の大幅増、「Dataline SalesGuide(新車商談ツール)」の販売好調により単体の粗利益が増加し収益性が向上したことやグループ会社でも販管費抑制などにより体質改善が進み2桁増益。3Q累計で通期営業利益計画の89.5%を遂行。期末に費用が嵩む季節性はあるが計画遂行良好などから同社計画上振れを予想。

予想ROE:11.9% PBR:1.2倍、来期予想PER:9.4倍、来期予想EPS成長率:7%株価(3/1終値):1,608円 
Fモデルによる理論株価:2,717円(2月26日by高田悟)
 

日本動物高度医療センター <6039> 【 2+→1】

「19/3期は大幅な上方修正の公算、堅調な収益成長を期待」

 19/3期3Q累計(18年4-12月)の連結業績は、前年同期比14%の増収、同34%の営業増益を達成、過去最高を更新する好決算になった。18年1月に開業した東京病院は、川崎本院からの既存患者動物のシフトに加えて、周辺の埼玉、千葉の動物病院からの初診患者動物の紹介件数が多く、診療活動は右肩上がりに拡大し早くも収益に貢献している。このほか、高額の手術の件数が増えたこと、初診を中心に名古屋病院の診察活動が活発なこと、なども大幅増収増益に寄与した。

予想ROE:20.0% PBR:4.1倍、来期予想PER:18.3倍、来期予想EPS成長率:18%株価(3/1終値):3,035円 
Fモデルによる理論株価:2,101円(2月28日by杉山勝彦)
 
 
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

このページのコンテンツは、TIWの協力により、転載いたしております。
配信元: みんかぶ株式コラム

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