ステラケミ、今期経常を34%上方修正、配当も4円増額

配信元:株探
投稿:2019/02/08 15:20
 ステラ ケミファ <4109> が2月8日大引け後(15:20)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比50.8%増の31.9億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の28億円→37.5億円(前期は17.5億円)に33.9%上方修正し、増益率が59.5%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.3億円→13.8億円(前年同期は0.5億円)に3.2倍増額し、増益率が7.5倍→24倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の41円→45円(前期は41円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比96.9%増の8.2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.5%→7.8%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上高については、活況な半導体市場を背景に半導体液晶部門の出荷量が国内外ともに前回予想を上回り、過去最高を記録する見込みです。利益面については、前期より急騰している主原料の無水フッ酸価格について、当期においても購入価格が乱高下し、足元では例年と比べ高い水準で推移しているものの、平均購入価格は前回予想を下回る見通しです。また、出荷量の増加に加え、原料価格の高騰を受けた適時の価格転嫁への取り組みも利益面で寄与する見込みです。こうした要因を踏まえ、通期の連結業績予想につきまして、上記のとおり上方修正いたします。

 当社は、財務状況・利益水準などを総合的に勘案したうえで、安定的かつ継続的に配当を行うことを剰余金の配当の基本方針としております。平成31年3月期の期末配当予想につきましては、上記の基本方針および当期の業績が順調に推移していることを踏まえ、前回予想に比べ4円増配の1株当たり25円に修正いたします。これにより、第2四半期末配当を含めた年間1株当たり配当金は45円となります。
配信元: 株探

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