ＪＣＵが東証１部値上がり率トップに買われる、業績予想減額も自社株買い評価

　ＪＣＵ<4975.T>が急騰で東証１部の値上がり率トップ。一時２０％を超える上昇で１９２０円まで上値を伸ばす場面があった。同社は電子部品向けなどを主力とするメッキ表面処理メーカーの大手。４日取引終了後に１９年３月期の連結業績予想の修正を発表、売上高を２６０億円から２５０億円（前期比８．１％増）へ、営業利益を７３億円から６９億５０００万円（同変わらず）へ、最終利益を５２億円から４７億円（同４．２％減）へ下方修正した。ただ、スマートフォン向けなどの需要減速は昨年秋以降の株価の大幅調整で織り込みが進んでいた。一方、同日に発行済み株式総数の３．７７％にあたる１０５万株の自社株買いを発表、これが既存株主の保有する１株当たり株式価値を高めるとともに需給改善期待につながるとものして物色人気を誘発した。

出所：minkabuPRESS