今週の日経225相場予想 米中貿易関係改善で株高継続か?(1/21週)

著者:山口哲也
投稿:2019/01/21 13:25

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
先週の日経225(TFX)は大幅反発。米中の貿易摩擦懸念が後退したことに加え、米国企業の好決算やFEDメンバーのハト派的な発言もあり、21,000円台まで上昇。21,018円で引けました。
今週の主な経済指標は図のとおりですが、21日には英国のEU離脱をめぐる代替案が示されます。また、IMFの世界経済見通しの公表も予定されています。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
それぞれの移動平均線は下向きで推移しており、上から順に52週、26週、13週移動平均線という順番になっているため、下降トレンドの中での反発局面としてみています。ストキャスティクスは上向きで推移していますが、50を下回っているため、買いは短期で慎重に、できればタイミングを見て戻り売りを考えたいところです。
目先のレジスタンスは13週移動平均線が位置する21,235円、その上が26週移動平均線の位置する22,000円前後。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
日足チャートは転換線に支持されながら上昇傾向にあり、転換線が基準線を上回りました。(均衡表の好転)
しかしながら、遅行スパンが日々線の壁にさえぎられていること、日々線自体も一目の雲が目前に迫っていることに加え、価格が200日移動平均線の下側にあることなどから、戻り売りを考えたいところです。

このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想