今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/01/09 15:49

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円相場は、米中通商協議の進展期待などから日経平均株価が上げ幅を拡大すると109.00円前後まで上昇しました。ただ、昨日に続き109円台では上値が重い模様で、伸び悩む展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

1/9(水)
16:30 スイス12月消費者物価指数
19:00 ユーロ圏11月失業率
22:15 カナダ12月住宅着工件数
22:20 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
23:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
23:00 メキシコ12月消費者物価指数
24:00☆カナダ中銀政策金利発表
24:30 EIA週間原油在庫統計
24:30☆カーニーBOE総裁、発言
25:30 ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演
27:00 米10年債入札(240億ドル)
28:00☆米FOMC議事要旨(12月18-19日分)

※☆は特に注目の材料

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派発言(4日)をきっかけにNYダウ平均は1000ドル超反発しています。それだけに本日も米国株の動きが気になるところです。その他、NY市場終盤には米FOMC議事要旨(12月18-19日分)の公表が予定されています。ただ、パウエルFRB議長が利上げ休止に含みを持たせる発言をしたため、それ以前の議論である議事録への注目度はやや低下していると考えられます。ドル/円相場へのインパクトもやや割り引いて見ておくべきでしょう。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想