株価の底打ちはいつ頃?まだまだ下がる?【2018/12/25-12/28】

著者:横山利香
投稿:2018/12/23 14:19

あく抜け感が多少でもほしいところ

日経平均株価は12月21日金曜日、2万0,166.19円で取引を終えました。前回「底打ちを確認できない状況が続いている。足元のトレンドが転換したことを確認してから参戦しても遅くはない」と解説しました。
株価は底打ちを確認できないまま、目標株価以上に下落して取引を終えました。

米国の株式市場は安値を更新する状況が続く週になりました。
ドル円相場はドルが売られた一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、株価は足元の下値支持線を割り込んだことで下げが加速し、一時は2万0,006.67円まで下落しました。節目の2万円をなんとか割り込まずに踏みとどまったという状況です。

目標上値は2万0,850円、下値は1万9,650円、それぞれプラスマイナス200円とします。

米国の株式市場が安値を更新する状況になり、リスクオフから円が買われたことで、日経平均株価も底打ちを確認できない状況が続いています。
出来高が増加している状況を踏まえると、一瞬で構わないのであく抜け感が出るほど暴落が加速すれば、底打ちに向けた動きになる可能性をそろそろ考えておきたいところです。
2018年も残り1週間ですから、無理に参戦する必要はなく、足元のトレンドが転換したことを確認してからでよいでしょう。
また、中長期的には下値支持線に支えられる状況が続いています。レンジ相場なのか下落相場なのかはまだ判明していませんから、短期売買に徹した方がいいでしょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想