反落、景気減速による石油需要の下振れを警戒=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/12/11 05:29

NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=51.00(-1.61 -3.06%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.61ドル安。その他の限月は1.67~0.99ドル安。

 米中貿易戦争を背景とした世界的な景気減速懸念や、英国の欧州連合(EU)からの離脱を巡る不透明感が重しとなった。米株式市場で、ダウ平均やS&P500は10月以降の安値を一時塗り替えたほか、メイ英首相は11日に予定されていたEU離脱案の英議会採決を延期すると表明している。EU離脱案は英議会を通過する見込みが乏しく、英国の合意なき離脱が警戒されている。

 時間外取引から1月限の上値は重く、次第に売りが強まった。通常取引開始後は下げ幅を拡大し、50.83ドルまで安値を塗り替えた。


minkabu PRESS編集部

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