今週の日経225相場予想 イベントを控え週末にかけて上値重い?(11/26週)

著者:山口哲也
投稿:2018/11/26 14:02

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主な経済指標
先週の日経225(TFX)は小幅続落。21,930円で寄り付いた日経225(TFX)は、アップル株や原油価格の下落、日産自動車のカルロス・ゴーン氏の逮捕などもあり上値の重い展開となりました。
今週の主な経済指標は図のとおりです。今後の米国の利上げ期待がやや後退している中で、28日にはパウエルFRB議長の講演があり12月や来年のFOMCに向けた金融政策についてのヒントが得られるかもしれません。
さらに、今週末からG20が開催されます。注目されている米中首脳会談もあるため、週末にかけてはポジション調整も入りやすいものと思われます。
米中首脳会談の結果について個人的な予想をすれば、良好な関係を演出しつつも何も進展していないというイメージを持っています。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
価格が各移動平均線を下回っており、それぞれの移動平均線が交差(いわゆるデッドクロス)になりそうな状況です。ストキャスティクスも再度%Kが%Dを下回っており、中期的には戻り売りを考えたいところです。
直近の下値目処は先週の安値となる21,300円台半ばを考えています。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
日足チャートは、価格が一目の雲や200日移動平均線を下回って推移していることから、200日移動平均線をバックに戻り売りを考えたいところです。
目先のサポートは先週の安値21,350円で、これを下回る場合は、21,000円前後までの下げは意識しておくべきではないでしょうか。


このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想