大野芳政:アナリストが教えるレーティング情報を使った短期上昇株発掘法【FISCOソーシャルレポーター】

配信元:フィスコ
投稿:2018/11/19 18:00
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年11月17日14時に執筆

株式市場では国内外の証券各社から毎日、多数のレーティング情報がリリースされています。具体的にはアナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い・売り」などのレーティングを付与しています。

リリース直後は一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティング情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうこともありますが、いくつかの条件が合えば人気が継続するものもあります。

そこでレーティング情報を15年間、研究し続けた証券アナリストの「大野芳政」が、リリース直後の値動きが一巡したレーティング情報から1~2週間程度の短期間で注目される銘柄を紹介します。


■JESHD<6544>

SMBC日興証券が11月15日に投資判断「1」を据え置き、目標株価を1360円→2420円に引き上げたことが伝わっている。レーティング公開後の株価は買い一巡後は利益確定の売りに押されてしまう上値の重たいパターン。とはいえ、11月に入り大きく上昇していただけにここは致し方ないところ。ただ、目標株価の引き上げ率は78%程度と大きく、売り一巡後は再度物色の矛先が向かう可能性が高いと考えている。6月に同証券が新規にレーティングを付与した際も堅調なパフォーマンスとなったことから、今回も期待できるだろう。


太陽誘電<6976>

野村證券が11月12日に投資判断「Buy(買い)」を据え置き、目標株価を3500円→3700円に引き上げたことが伝わっている。レーティング公開による株価インパクトは限定的で、全体相場の影響を受けて大きく下落する軟調な動き。ただし、目標株価との乖離率は86%程度とすこぶる大きく、売り一巡後は大きなリバウンドが期待できそうだ。2000円処は昨年から今年の春先にかけて何度も跳ね返されたところであり、テクニカル的にこの水準では押し目買いが下値を支える可能性が高いと見ている。

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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」

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配信元: フィスコ

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