ドル/円、下値は堅いが上値も重い
昨日のドル/円は、114.20円台まで上昇して10月4日以来の高値を付けたが、その後は欧米株安を背景に失速。もっとも、ほぼ横ばいの113.80円台で取引を終えるなど、ユーロやポンドに対するドル高にも支えられてドル/円の下値は限られた。
市場がリスク回避に傾いても、円が買われにくい(ドルが売られにくい)流れは当面続くと見られる。とはいえ、イタリアの予算案やイギリスの欧州連合(EU)離脱など、欧州政治を巡る不透明感が強い事に加え、世界の株式市場が不安定化する中では円売りが強まる公算も小さい。ドル/円は、「下値は堅いが上値も重い」窮屈な展開となりそうだ。
市場がリスク回避に傾いても、円が買われにくい(ドルが売られにくい)流れは当面続くと見られる。とはいえ、イタリアの予算案やイギリスの欧州連合(EU)離脱など、欧州政治を巡る不透明感が強い事に加え、世界の株式市場が不安定化する中では円売りが強まる公算も小さい。ドル/円は、「下値は堅いが上値も重い」窮屈な展開となりそうだ。